DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2024年10月 No.330

エンホルツマブベドチン(遺伝子組換え)

  • 429 その他の腫瘍用薬

改訂箇所

[1.警告]

追記

改訂内容

間質性肺疾患があらわれ、死亡に至った症例も報告されているので、初期症状(呼吸困難、咳嗽、発熱等)の確認及び胸部画像検査の実施等、観察を十分に行うこと。また、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

改訂箇所

[5.効能又は効果に関連する注意]

一部改訂

改訂内容

がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌に対して、本剤を単独で投与する場合には、臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者の選択を行うこと。

改訂箇所

[6.用法及び用量]

追記

改訂内容

ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、通常、成人には、エンホルツマブベドチン(遺伝子組換え)として1回1.25mg/kg(体重)を30分以上かけて点滴静注し、週1回投与を2週連続し、3週目は休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。ただし、1回量として125mgを超えないこと。なお、患者の状態により適宜減量する。

改訂箇所

[7.用法及び用量に関連する注意]

一部改訂

改訂内容

ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)以外の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。

改訂箇所

[7.用法及び用量に関連する注意]

追記

改訂内容

PD-1/PD-L1阻害剤による治療歴のない患者における本剤単独投与の有効性及び安全性は確立していない。

改訂箇所

[9.4生殖能を有する者]

一部改訂

改訂内容

妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後2カ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。

男性には、本剤投与中及び最終投与後1カ月間においてバリア法(コンドーム)を用いて避妊する必要性について説明すること。

改訂箇所

[11.1重大な副作用]

一部改訂

改訂内容

間質性肺疾患:
間質性肺疾患、肺臓炎等があらわれることがある。また、本剤とペムブロリズマブ(遺伝子組換え)との併用において、本剤単独投与時と比較して重度の事象を含む間質性肺疾患の発現頻度が増加する傾向が認められている。

改訂箇所

[11.2その他の副作用]

一部改訂

改訂内容

発現部位 副 作 用
胃腸障害 下痢、悪心、便秘、嘔吐、口内炎、口内乾燥、腹痛
皮膚及び
皮下組織障害
脱毛症、そう痒症、斑状丘疹状皮疹、皮膚乾燥、発疹、斑状皮疹、皮膚色素過剰、薬疹、紅斑性皮疹、水疱性皮膚炎、紅斑

<参考> 効能又は効果、用法及び用量追加承認に伴う改訂
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