DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2025年2月 No.333

モノエタノールアミンオレイン酸塩

  • 332 止血剤

改訂箇所

[5.効能又は効果に関連する注意]

追記

改訂内容

〈静脈奇形の硬化退縮〉
患者の選択にあたっては、ガイドラインを参考に確定診断された患者で、かつ硬化療法の適応患者であることを十分に確認すること。

改訂箇所

[6.用法及び用量]

追記

改訂内容

〈静脈奇形の硬化退縮〉
静脈奇形の硬化退縮に用いる。
用時、1バイアルあたり10mLの注射用水又は血管造影用X線造影剤を加えて5%溶液に調製する。
通常、5%モノエタノールアミンオレイン酸塩として、1治療あたり0.4mL/kg以内を静脈奇形病変内に注入する。
なお、1治療あたり5%モノエタノールアミンオレイン酸塩としての総注入量は30mL以内とする。

改訂箇所

[8.重要な基本的注意]

追記

改訂内容

〈静脈奇形の硬化退縮〉
標的とする部位以外への流出により、周辺部位の壊死や潰瘍等があらわれることがあるので、流出に注意すること。顔面の病変に投与し、失明に至った症例が報告されている。

改訂箇所

[9.7小児等]

追記

改訂内容

〈静脈奇形の硬化退縮〉
低出生体重児、新生児、乳児及び3歳未満の幼児を対象とした臨床試験は実施していない。

改訂箇所

[11.1重大な副作用]

一部改訂

改訂内容

急性腎障害:
本剤の内皮細胞傷害作用により溶血があらわれ、急性腎障害に至るおそれがあるので、患者の全身状態を十分に観察し、本剤投与後に血尿等の溶血を示唆する所見が認められた場合には、人ハプトグロビンの投与を行うなど、直ちに適切な処置を行うこと。また、定期的に血液検査などを行うこと。

改訂箇所

[11.2その他の副作用]

一部改訂

改訂内容

発現部位 副 作 用
その他 発熱、腫脹、疼痛、嘔気、心窩部痛、菌血症

<参考> 効能又は効果、用法及び用量追加承認に伴う改訂

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