DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2024年12月 No.331

チカグレロル

  • 339 その他の血液・体液用薬

改訂箇所

[10.相互作用]

一部改訂

改訂内容

チカグレロル及びその主代謝物であるAR-C124910XXはシトクロムP450 3A(CYP3A)分子種の基質かつ弱い阻害剤でもある(in vivo)。またP-糖蛋白質の基質であり、阻害剤でもある。
チカグレロルは乳癌耐性蛋白(BCRP)の阻害剤である。

改訂箇所

[10.2併用注意]

追記

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ロスバスタチン ロスバスタチンの血漿中濃度上昇により横紋筋融解症やミオパチーのリスクが増加するおそれがある。 本剤がBCRPを阻害することにより、ロスバスタチンの排出が阻害され、ロスバスタチンの血漿中濃度が上昇するおそれがある。

<参考> 企業報告
Lehtisalo,M.,et al.:Br.J.Clin.Pharmacol. 2023;89(7):2309-2315
Lehtisalo,M.,et al.:Clin.Pharmacol.Ther. 2024;115(1):71-79

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