pH4処理酸性人免疫グロブリン・ボルヒアルロニダーゼアルファ(遺伝子組換え)
- 634 血液製剤類
改訂箇所
[5.効能又は効果に関連する注意] |
新設 |
改訂内容
〈慢性炎症性脱髄性多発根神経炎及び多巣性運動ニューロパチーの運動機能低下の進行抑制〉
慢性炎症性脱髄性多発根神経炎及び多巣性運動ニューロパチーの患者に対して静注用人免疫グロブリン製剤を投与し筋力低下の改善が認められたものの、症状の再発・再燃を繰り返している患者にのみ投与すること。
改訂箇所
[6.用法及び用量] |
追記 |
改訂内容
〈慢性炎症性脱髄性多発根神経炎及び多巣性運動ニューロパチーの運動機能低下の進行抑制(筋力低下の改善が認められた場合)〉
通常、成人には、ボルヒアルロニダーゼアルファ(遺伝子組換え)を皮下投与した後、約10分以内に同じ部位へ人免疫グロブリンGを皮下投与する。
人免疫グロブリンG及びボルヒアルロニダーゼアルファ(遺伝子組換え)は、以下の用法及び用量で皮下投与するが、原則として開始用量は、以下の用量の1/3又は1/4とし、投与量に併せて投与間隔を延長しながら漸増すること。
・人免疫グロブリンGとして1.0g(10mL)/kg体重を3週間に1回投与するが、患者の状態に応じて、0.3~1.6g(3~16mL)/kg体重を3週間に1回、又は0.4~2.2g(4~22mL)/kg体重を4週間に1回の範囲で適宜増減する。
・ボルヒアルロニダーゼアルファ(遺伝子組換え)は、人免疫グロブリンG1gあたり80単位(0.5mL)を投与する。
なお、1回あたりの人免疫グロブリンGの投与量及び忍容性に応じて、人免疫グロブリンG及びボルヒアルロニダーゼアルファ(遺伝子組換え)を48~72時間間隔で分割して投与することができる。
改訂箇所
[7.用法及び用量に関連する注意] |
追記 |
改訂内容
〈慢性炎症性脱髄性多発根神経炎及び多巣性運動ニューロパチーの運動機能低下の進行抑制〉
原則として、患者の忍容性を確保するため、本剤の投与時期及び投与量は下表の用量漸増法を参考に、最初の2回の投与で忍容性に問題がないことを確認したうえで、目標投与量に達するまで投与量を徐々に漸増するとともに、投与間隔も延長すること。
本剤の用量漸増法
| 目標投与量を3週間間隔で投与する場合 | ||
| 投与回数 | 投与時期 | 投与量 |
| 初回 | 1週目 | 目標投与量の1/3 |
| 2回目 | 2週目 | 目標投与量の1/3 |
| 3回目 | 3週目 | 目標投与量の2/3 |
| 4回目及び以後の投与 | 5週目及び以後3週間間隔 | 目標投与量 |
| 目標投与量を4週間間隔で投与する場合 | ||
| 投与回数 | 投与時期 | 投与量 |
| 初回 | 1週目 | 目標投与量の1/4 |
| 2回目 | 2週目 | 目標投与量の1/4 |
| 3回目 | 3週目 | 目標投与量の1/2 |
| 4回目 | 5週目 | 目標投与量の3/4 |
| 5回目及び以後の投与 | 8週目及び以後4週間間隔 | 目標投与量 |
本剤の用量及び投与間隔は、以下を参考に調整することとし、患者の臨床反応に応じて適宜調整すること。
1.静注用人免疫グロブリン製剤の維持療法から本剤に切り換える患者では、初回投与は切換え前の静注用人免疫グロブリン製剤の最終投与から2週間後とすること。人免疫グロブリン注射液の目標投与量は切換え前の静注用人免疫グロブリン製剤と同量とし、本剤の投与間隔は切換え前の静注用人免疫グロブリン製剤の投与間隔と同様とすること。切換え前の静注用人免疫グロブリン製剤の投与間隔が3又は4週間間隔ではない場合は、本剤の投与間隔は3又は4週間とし、1週間あたりの目標投与量は切換え前の静注用人免疫グロブリン製剤と同等とすること。
2.既存の皮下注用人免疫グロブリン製剤の維持療法から本剤に切り換える患者では、初回用量は既存の皮下注用人免疫グロブリン製剤と同量とすること。
3.静注用人免疫グロブリン製剤の導入療法後に本剤を維持療法として初めて開始する患者では、通常、目標投与量及び投与間隔は、人免疫グロブリンGとして、1.0g/kg体重を3週間に1回投与すること。
1日に投与できる人免疫グロブリン注射液の最大投与容量は、1部位に投与する場合は、体重40kg以上の患者では600mL、体重40kg未満の患者では300mL、複数部位に投与する場合は、体重40kg以上の患者では1200mL、体重40kg未満の患者では600mLである。1日あたりの最大投与容量の上限を超える場合、又は忍容性が低い場合は、注入部位で人免疫グロブリン注射液が吸収されるように、48~72時間間隔で分割して投与する。分割して投与する場合においても、人免疫グロブリン注射液の投与前にボルヒアルロニダーゼアルファ(遺伝子組換え)注射液を都度投与すること。
改訂箇所
[8.重要な基本的注意] |
追記 |
改訂内容
〈慢性炎症性脱髄性多発根神経炎及び多巣性運動ニューロパチーの運動機能低下の進行抑制〉
本剤による慢性炎症性脱髄性多発根神経炎及び多巣性運動ニューロパチーの治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。
臨床症状の観察を十分に行い定期的に継続投与の必要性を確認すること。また、継続投与の結果十分な効果が認められず、運動機能低下の再発・再燃等を繰り返す場合には、本剤の継続投与は行わず、他の治療法を考慮すること。
本剤を継続投与した結果、運動機能低下の再発・再燃が認められなくなった場合には、本剤の減量又は投与中止を考慮すること。
改訂箇所
[9.7小児等] |
追記 |
改訂内容
〈慢性炎症性脱髄性多発根神経炎及び多巣性運動ニューロパチーの運動機能低下の進行抑制〉
18歳未満の患者を対象とした臨床試験は実施していない。
改訂箇所
[10.2併用注意] |
一部改訂 |
改訂内容
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 非経口用生ワクチン(麻疹ワクチン、おたふくかぜワクチン、風疹ワクチン、これら混合ワクチン、水痘ワクチン等) | 本剤の投与を受けた者は、生ワクチンの効果が得られないおそれがあるので、生ワクチンの接種は本剤投与後3ヵ月以上延期すること。また、生ワクチン接種後14日以内に本剤を投与した場合は、投与後3ヵ月以上経過した後に生ワクチンを再接種することが望ましい。 なお、慢性炎症性脱髄性多発根神経炎及び多巣性運動ニューロパチーに対する大量療法(200mg/kg体重以上)後に生ワクチンを接種する場合は、原則として生ワクチンの接種を6ヵ月以上(麻疹感染の危険性が低い場合の麻疹ワクチン接種は11ヵ月以上)延期すること。 | 本剤の主成分は免疫抗体であるため、中和反応により生ワクチンの効果が減弱されるおそれがある。 |
改訂箇所
[11.2その他の副作用] |
一部改訂 |
改訂内容
| 発現部位 | 副 作 用 |
| 循環器 | 高血圧、頻脈、低血圧、洞性頻脈 |
| 皮 膚 | 紅斑、そう痒症、発疹、紅斑性皮疹、じん麻疹、アレルギー性皮膚炎、斑状皮疹、斑状丘疹状皮疹、皮膚浮腫、丘疹 |
| 筋・骨格系 | 筋肉痛、関節痛、四肢痛、筋骨格系胸痛、小結節、鼡径部痛、関節硬直、筋骨格硬直、四肢不快感、背部痛 |
| その他 | Infusion reaction注)、腫脹、限局性浮腫、浮腫、末梢性浮腫、末梢腫脹、性器浮腫、挫傷、インフルエンザ様疾患、性器腫脹、外陰腟腫脹、副鼻腔炎、食欲減退、過敏症、潮紅、蒼白、末梢冷感、顔面腫脹 |
改訂箇所
[15.1臨床使用に基づく情報] |
一部改訂 |
改訂内容
国内外臨床試験(9試験)において、11.9%(37/310例)に、ボルヒアルロニダーゼアルファ(遺伝子組換え)に対する結合抗体が認められた。結合抗体は、成人男性の精巣、精巣上体及び精子に発現することが知られている内因性ヒアルロニダーゼと交差反応を呈する可能性がある。結合抗体のヒトにおける臨床的意義は不明である。また、国内外臨床試験(9試験)において、ボルヒアルロニダーゼアルファ(遺伝子組換え)に対する中和抗体陽性が0.6%(2/310例)で検出されたが、中和抗体陽性に関連する有効性及び安全性の問題は認められなかった。
| <参考> | 効能又は効果、用法及び用量追加承認に伴う改訂 |
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