DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2025年4月 No.335

エフェドリン塩酸塩

  • 222 鎮咳剤

改訂箇所

[10.2併用注意]

一部改訂

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ハロゲン化吸入麻酔剤(セボフルラン、イソフルラン、デスフルラン 心室細動、心室頻拍等の不整脈があらわれることがある。 ハロゲン化吸入麻酔剤は交感神経刺激剤に対する心筋の感受性を高める。
モノアミン酸化酵素阻害剤(セレギリン塩酸塩、ラサギリンメシル酸塩、サフィナミドメシル酸塩) 血圧上昇、頻脈等の発現が報告されている。 これらの薬剤のMAO-B選択性が低下した場合、交感神経刺激作用が増強されると考えられる。
甲状腺製剤(レボチロキシン、リオチロニン) 冠動脈疾患のある患者に併用すると、本剤の作用を増強し、冠不全のリスクが増大するおそれがある。 これらの薬剤が心臓のカテコールアミンに対する感受性を増大するおそれがある。
ジギタリス製剤(ジゴキシン、メチルジゴキシン、デスラノシド 不整脈を起こすおそれがある。 本剤及びジギタリス製剤の薬力学的相互作用により、不整脈が誘発されるおそれがある。

改訂箇所

[10.2併用注意]

追記

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
クロフェダノール塩酸塩 クロフェダノール塩酸塩の作用が減弱されることがある。 クロフェダノール塩酸塩は咳中枢に作用し、咳嗽抑制作用を示す。
マオウ含有製剤(葛根湯、  小青竜湯、麻黄湯等) 不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮等があらわれやすくなるので、減量するなど慎重に投与すること。 交感神経刺激作用が増強されることが考えられる。

改訂箇所

[10.2併用注意]

削除

改訂内容

ハロタン、エンフルラン
ジギトキシン

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