DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2025年4月 No.335

レテルモビル(注射剤)

  • 625 抗ウイルス剤

改訂箇所

[6.用法及び用量]

一部改訂

改訂内容

通常、成人にはレテルモビルとして480mgを1日1回、約60分かけて点滴静注する。シクロスポリンと併用投与する場合にはレテルモビルとして240mgを1日1回、約60分かけて点滴静注する。
通常、小児にはレテルモビルとして以下の用量を1日1回、約60分かけて点滴静注する。

体重 用量
(シクロスポリンの併用なし)
用量
(シクロスポリンの併用あり)
30kg以上 480mg 240mg
体重 用量(シクロスポリンの併用の有無にかかわらない)
15kg以上
30kg未満
120mg
7.5kg以上
15kg未満
60mg
5kg以上
7.5kg未満
40mg

改訂箇所

[7.用法及び用量に関連する注意]

一部改訂

改訂内容

〈効能共通〉
経口剤(錠剤及び顆粒剤)と注射剤は医師の判断で切り替えて使用することができる。  なお、体重30㎏未満の小児では、切り替える際に用量の調節が必要となる場合がある。  ただし、臨床試験において注射剤の長期投与の経験はなく、注射剤の添加剤ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンは腎機能障害のある患者で蓄積し、腎機能の悪化等を引き起こすおそれがあることから、注射剤の投与は最小限の期間とし、経口投与可能な患者には、経口投与を選択すること。

改訂箇所

[9.7小児等]

一部改訂

改訂内容

〈臓器移植〉
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

改訂箇所

[14.適用上の注意]

一部改訂

改訂内容

[薬剤調製時の注意]
バイアルから溶液を採取し日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液が入った点滴バッグに添加し、振盪せず静かに混和すること。
60~480mgを投与する場合、バイアルからの採取液量、点滴バッグの液量は以下を参照し、点滴バッグの総液量を投与すること。

レテルモビルの投与量 バイアルからの採取液量 点滴バッグの液量
480mg 24mL(12mL×2バイアル) 250mL
240mg 12mL 250mL
120mg 6mL 75mL
60mg 3mL 50mL
40mgを投与する場合、1バイアル(レテルモビル濃度20mg/mL)から5mLを採取し、45mLの日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液が入った点滴バッグに添加し、振盪せず静かに混和すること。当該希釈液を20mL投与すること。

改訂箇所

[15.2非臨床試験に基づく情報]

追記

改訂内容

添加剤であるヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンが投与された複数の動物種(マウス、ラット及びネコ)において、聴覚パラメータの変化及び内耳の外有毛細胞の減少が報告されている。なお、ラットでは、最大推奨臨床用量の約3倍(体表面積換算値)である2,000mg/kgの投与においてこれらの所見が認められた。

<参考> 用法及び用量追加承認に伴う改訂
企業報告
Crumling,M.A.,et al.:Front.Cell.Neurosci. 2017;11:355
Liu,X.,et al.:Neurotox.Res. 2020;38:808-823

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