ベラパミル塩酸塩(経口剤)
- 217 血管拡張剤
改訂箇所
[2.禁忌] |
追記 |
改訂内容
イバブラジン塩酸塩を投与中の患者
ロミタピドメシル酸塩を投与中の患者
改訂箇所
[10.1併用禁忌] |
新設 |
改訂内容
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
イバブラジン塩酸塩 | 過度の徐脈があらわれることがある。 | 本剤によるチトクロームP450(CYP3A4)に対する競合的阻害作用により、相手薬剤の血中濃度を上昇させる。 また、心拍数減少作用を相加的に増強する。 |
ロミタピドメシル酸塩 | 相手薬剤の血中濃度が著しく上昇するおそれがある。 | 本剤によるチトクロームP450(CYP3A4)に対する競合的阻害作用により、相手薬剤の血中濃度を上昇させる。 |
改訂箇所
[10.2併用注意] |
追記 |
改訂内容
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 | |
P-糖蛋白で排出される薬剤 | エドキサバントシル酸塩等 | 相手薬剤の血中濃度を上昇させ、作用を増強させることがある。異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。 | P-糖蛋白を阻害することにより、相手薬剤の血中濃度を上昇させる。 |
CYP3Aで代謝され、P-糖蛋白で排出される薬剤 | レンバチニブ等 | 相手薬剤の血中濃度を上昇させ、作用を増強させることがある。異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。 | 本剤のCYP3A及びP-糖蛋白に対する阻害作用により、相手薬剤の代謝・排泄が阻害される。 |
CYP3Aを阻害する薬剤 | クラリスロマイシン、エリスロマイシン等 | 本剤の血中濃度が上昇し、副作用を増強するおそれがある。 | 相手薬剤のチトクロームP450(CYP3A)の阻害作用により、本剤の代謝が阻害され、血中濃度を上昇させる。 |
CYP3Aで代謝される薬剤 | レンボレキサント、スボレキサント、エベロリムス、シロリムス、イブルチニブ等 | 相手薬剤の血中濃度が上昇することがある。異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。 | 本剤によるチトクロームP450(CYP3A)に対する阻害作用により、相手薬剤の血中濃度を上昇させる。 |
改訂箇所
[10.2併用注意] |
一部改訂 |
改訂内容
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 | |
CYP3Aを誘導する薬剤 | リファンピシン、フェニトイン、フェノバルビタール等 | 本剤の作用が減弱することがある。 | 相手薬剤のチトクロームP450(CYP3A4)の誘導作用により、本剤の血中濃度を低下させる。 |