DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2023年2月 No.314

シクロフェニル

  • 249 その他のホルモン剤

改訂箇所

[8.重要な基本的注意]

追記

改訂内容

本剤は、不妊治療に十分な知識と経験のある医師のもとで使用すること。本剤投与により予想されるリスク及び注意すべき症状について、あらかじめ患者に説明を行うこと。

改訂箇所

[8.重要な基本的注意]

一部改訂

改訂内容

本剤を用いた不妊治療により、卵巣過剰刺激症候群があらわれることがあるので、本剤の5~10日間の投与終了後も含め少なくとも当該不妊治療期間中は、以下のモニタリングを実施し、卵巣過剰刺激症候群の徴候が認められた場合には適切な処置を行うこと。
・患者の自覚症状(下腹部痛、下腹部緊迫感、悪心、腰痛等)
・急激な体重増加
・超音波検査等による卵巣腫大

患者に対しては、あらかじめ以下の点を説明すること。
卵巣過剰刺激症候群があらわれることがあるので、自覚症状(下腹部痛、下腹部緊迫感、悪心、腰痛等)や急激な体重増加が認められた場合には直ちに医師等に相談すること。
・卵巣過剰刺激の結果として多胎妊娠の可能性があること。

改訂箇所

[8.重要な基本的注意]

削除

改訂内容

産婦人科・内分泌専門医師の管理のもとに投与すること。

改訂箇所

[9.4生殖能を有する者]

一部改訂

改訂内容

妊娠初期の投与を避けるため、以下の対応を行うこと。
・本剤投与開始前及び次周期の投与前に妊娠していないことを確認すること。
患者に、本剤投与前少なくとも1カ月間及び治療期間中は基礎体温を必ず記録させ、排卵誘発の有無を観察すること。
・無月経患者においては投与前にプロゲステロン・テストを行い、消退性出血開始日を第1日として5日目に、また、投与前に自然出血(無排卵周期症)があった場合は、その5日目に投与を開始すること。

改訂箇所

[9.4生殖能を有する者]

削除

改訂内容

投与後基礎体温が高温相に移行した場合は、投与を中止し、必ず妊娠成立の有無を確認すること。

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