DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2023年2月 No.314

ドネペジル塩酸塩(アリセプトドライシロップ)

  • 119 その他の中枢神経系用薬

改訂箇所

[5.効能又は効果に関連する注意]

一部改訂

改訂内容

〈レビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制〉
本剤は、認知症治療に精通し、「17.臨床成績」の項の内容について十分に理解した医師又はその指導の下で、レビー小体型認知症の臨床診断基準に基づき、適切な症状観察や検査等によりレビー小体型認知症と診断され、本剤の使用が適切と判断された患者にのみ使用すること。

精神症状・行動障害、全般臨床症状に対する本剤の有効性は確認されていない。

改訂箇所

[6.用法及び用量]

一部改訂

改訂内容

〈レビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制〉
通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mg(本剤0.3g)から開始し、1~2週間後に5mg(本剤0.5g)に増量し、経口投与する。5mg(本剤0.5g)で4週間以上経過後、10mg(本剤1.0g)に増量する。なお、症状により5mg(本剤0.5g)まで減量できる。
投与開始12週間後までを目安に、認知機能検査、患者及び家族・介護者から自他覚症状の聴取等による有効性評価を行い、認知機能、精神症状・行動障害、日常生活動作等を総合的に評価してベネフィットがリスクを上回ると判断できない場合は、投与を中止すること。投与開始12週間後までの有効性評価の結果に基づき投与継続を判断した場合であっても、定期的に有効性評価を行い、投与継続の可否を判断すること。

<参考> 再審査結果に伴う改訂

戻る