DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2022年12月 No.313

マイトマイシンC

  • 423 抗腫瘍性抗生物質製剤

改訂箇所

[用法・用量]

一部改訂

改訂内容

〈他の抗悪性腫瘍剤との併用〉
マイトマイシンCとして、通常成人1日2~4mg(力価)を週1~2回他の抗悪性腫瘍剤と併用して静脈内に注射する。

改訂箇所

[用法・用量]

削除

改訂内容

また、必要に応じて、動脈内、髄腔内又は胸・腹腔内に通常成人1日2~10mg(力価)を適宜注入する。

改訂箇所

[用法・用量]

削除

改訂内容

〈膀胱腫瘍の場合〉
再発予防には通常マイトマイシンCとして1日1回あるいは隔日に4~10mg(力価)を膀胱内に注入する。
治療には通常マイトマイシンCとして1日1回10~40mg(力価)を膀胱内に注入する。
年齢、症状により適宜増減する。

改訂箇所

[重大な副作用]

削除

改訂内容

肝動脈内投与において、肝・胆道障害(胆嚢炎、胆管壊死、肝実質障害等)があらわれることがあるので、造影等により薬剤の分布領域をよく確認すること。なお、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

改訂箇所

[その他の副作用]

削除

改訂内容

発現部位 副 作 用
泌尿器
(膀注時)
膀胱炎、血尿、尿意切迫、排尿困難、頻尿、膀胱刺激症状、膀胱の萎縮

改訂箇所

[その他の副作用]

追記

改訂内容

注)承認投与経路以外の報告を含む。

改訂箇所

[適用上の注意]

一部改訂

改訂内容

[投与時]
血管痛、静脈炎、血栓を起こすおそれがあるので、注射部位、注射方法等に十分注意し、注射速度をできるだけ遅くすること。

薬液が血管外に漏れると、注射部位に硬結、壊死を起こすことがあるので、薬液が血管外に漏れないよう慎重に投与すること。

改訂箇所

[適用上の注意]

削除

改訂内容

動脈内投与により、動脈支配領域に疼痛、発赤、紅斑、水疱、びらん、潰瘍等の皮膚障害があらわれ、皮膚・筋壊死にまで至ることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

肝動脈内投与において、標的とする部位以外の動脈への流入により胃・十二指腸潰瘍、出血、穿孔等を起こすことがあるので、造影等によりカテーテルの先端位置、薬剤の分布領域をよく確認し、カテーテルの逸脱・移動、注入速度等に随時注意すること。なお、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

<参考> 効能又は効果、用法及び用量変更承認に伴う改訂
企業報告
  • マイトマイシン注用2mg(協和キリン)
  • マイトマイシン注用10mg(協和キリン)

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