DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2022年12月 No.313

ビルダグリプチン・メトホルミン塩酸塩

  • 396 糖尿病用剤

改訂箇所

[8.重要な基本的注意]

追記

改訂内容

本剤の有効成分であるメトホルミンとイメグリミンは作用機序の一部が共通している可能性があること、また、イメグリミンの国内臨床試験において、ビグアナイド系薬剤と併用した場合、他の糖尿病用薬との併用療法と比較して消化器症状が多く認められたとの報告があることから、併用薬剤の選択の際には留意すること。

改訂箇所

[10.2併用注意]

一部改訂

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
血糖降下作用を増強する薬剤[糖尿病用剤(スルホニルアミド系及びスルホニルウレア系薬剤、ビグアナイド系薬剤、インスリン製剤、チアゾリジン系薬剤、α-グルコシダーゼ阻害剤、SGLT2阻害剤、速効型インスリン分泌促進剤、GLP-1受容体作動薬、イメグリミン等)、β-遮断剤、サリチル酸剤、MAO阻害剤、フィブラート系薬剤等] 低血糖症状が起こるおそれがある。血糖値、その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。特に、スルホニルウレア剤又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加するため、これらの薬剤の減量を検討すること。 血糖降下作用の増強による。

改訂箇所

[10.2併用注意]

追記

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
イメグリミン 消化器症状の発現に注意すること。 特に併用初期に多く発現する傾向が認められている。

改訂箇所

[11.2その他の副作用]

一部改訂

改訂内容

発現部位 副 作 用
皮膚障害 多汗症、湿疹、発疹、そう痒症、蕁麻疹、皮膚剥脱、水疱、皮膚血管炎

<参考> Dubourg,J.,et al.:Diabetes Obes.Metab. 2022;24(4):609-619
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