DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2022年12月 No.313

パクリタキセル(進行又は再発の子宮頸癌における他の抗悪性腫瘍剤との併用療法(F法)の用量を有する製剤)

  • 424 抗腫瘍性植物成分製剤

改訂箇所

[6.用法及び用量]

一部改訂

改訂内容

進行又は再発の子宮頸癌にはシスプラチンとの併用D法又は他の抗悪性腫瘍剤との併用でF法を使用する。

改訂箇所

[6.用法及び用量]

追記

改訂内容

F法:通常、成人にはパクリタキセルとして、1日1回175mg/㎡体表面積)を3時間かけて点滴静注し、少なくとも3週間休薬する。これを1クールとして、投与を繰り返す。

 

改訂箇所

[7.用法及び用量に関連する注意]

一部改訂

改訂内容

本剤投与による重篤な過敏症状の発現を防止するため、本剤投与前に必ず前投薬を行うこと。
A法及びF法
本剤投与約12~14時間前及び約6~7時間前の2回、もしくは本剤投与約30分前までに投与を終了するように、1回デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液(デキサメタゾンとして20mg)を静脈内投与、本剤投与約30分前までに投与を終了するように、ジフェンヒドラミン塩酸塩錠(ジフェンヒドラミン塩酸塩として50mg)を経口投与、本剤投与約30分前までに投与を終了するように、ラニチジン塩酸塩注射液(ラニチジンとして50mg)又は注射用ファモチジン(ファモチジンとして20mg)を静脈内投与すること。

改訂箇所

[7.用法及び用量に関連する注意]

追記

改訂内容

進行又は再発の子宮頸癌に対してF法を使用する場合は、併用する他の抗悪性腫瘍剤について、国内外の最新のガイドライン等を参考にすること。

改訂箇所

[8.重要な基本的注意]

一部改訂

改訂内容

頭頸部癌、食道癌、血管肉腫、子宮頸癌(D法)、卵巣癌(C法)、胚細胞腫瘍、胃癌(E法)に本剤を使用する際には、関連文献(「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議 公知申請への該当性に係る報告書」等)を熟読すること。

改訂箇所

[14.適用上の注意]

一部改訂

改訂内容

[薬剤投与時の注意]
本剤投与時、A法及びF法では500mLの5%ブドウ糖注射液又は生理食塩液に混和し、3時間かけて点滴静注すること。B法、C法及びE法では250mLの5%ブドウ糖注射液又は生理食塩液に混和し、1時間かけて点滴静注すること。D法では12時間毎の2回に分けて調製及び投与すること。本剤投与量の半量を250mLの5%ブドウ糖注射液又は生理食塩液に混和し、12時間かけて点滴静注する。これを1回分として、2回連続して投与する。

<参考> 用法及び用量追加承認に伴う改訂

戻る