DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2022年11月 No.312

リオシグアト

  • 219 その他の循環器官用薬

改訂箇所

[2.禁忌]

一部改訂

改訂内容

アゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール、ボリコナゾール)を投与中の患者

改訂箇所

[9.2腎機能障害患者]

一部改訂

改訂内容

軽度又は中等度の腎機能障害患者:
1回0.5mg1日3回からの開始も考慮すること。クレアチニン・クリアランス15~80mL/min未満の患者では血中濃度が上昇する。

改訂箇所

[10.1併用禁忌]

削除

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
HIVプロテアーゼ阻害剤(インジナビル、サキナビル) ケトコナゾール(経口剤:国内未発売)との併用により本剤のAUCが150%増加し、Cmaxは46%上昇した。また、消失半減期が延長し、クリアランスも低下した。 複数のCYP分子種(CYP1A1、CYP3A等)及びP-gp/BCRP阻害により本剤のクリアランスが低下する。
オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビル ケトコナゾール(経口剤:国内未発売)との併用により本剤のAUCが150%増加し、Cmaxは46%上昇した。また、消失半減期が延長し、クリアランスも低下した。 複数のCYP分子種(CYP1A1、CYP3A等)及びP-gp/BCRP阻害により本剤のクリアランスが低下する。

改訂箇所

[10.2併用注意]

一部改訂

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
リトナビル含有製剤、アタザナビル、リルピビリン含有製剤、コビシスタット含有製剤、アバカビル含有製剤、ダルナビル含有製剤、ホスアンプレナビル 本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。
これらの薬剤を投与中の患者に本剤の投与を開始する場合は、1回0.5mg1日3回からの開始も考慮すること。
これら薬剤のCYP1A1及び/又はCYP3A阻害により本剤のクリアランスが低下する。

改訂箇所

[10.2併用注意]

削除

改訂内容

ネルフィナビル

<参考> DeJesus,E.,et al.:Pulm.Circ. 2019;9:1-10

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