DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2022年9月 No.311

アスピリン・ランソプラゾール

  • 339 その他の血液・体液用薬

改訂箇所

[10.2併用注意]

一部改訂

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
イトラコナゾール、チロシンキナーゼ阻害剤(ゲフィチニブ、ボスチニブ水和物ニロチニブ塩酸塩水和物、エルロチニブ塩酸塩、アカラブルチニブ、セリチニブ、ダサチニブ水和物、ダコミチニブ水和物、ラパチニブトシル酸塩水和物、カプマチニブ塩酸塩水和物) 左記薬剤の作用を減弱する可能性がある。
ボスチニブ水和物との併用は可能な限り避けること。
ランソプラゾールの胃酸分泌抑制作用により左記薬剤の血中濃度が低下する可能性がある。

改訂箇所

[11.1重大な副作用]

一部改訂

改訂内容

尿細管間質性腎炎:
急性腎障害に至ることもあるので、腎機能検査値(BUN、クレアチニン上昇等)に注意すること。

消化性潰瘍、小腸・大腸潰瘍:
アスピリンにより下血(メレナ)を伴う胃潰瘍・十二指腸潰瘍等の消化性潰瘍があらわれることがある。また、消化管出血、腸管穿孔、狭窄・閉塞を伴う小腸・大腸潰瘍があらわれることがある。

改訂箇所

[11.2その他の副作用]

一部改訂

改訂内容

発現部位 副 作 用
その他 結膜炎、腎障害、舌・口唇のしびれ感、難聴、発汗、発熱、女性化乳房、倦怠感、脱力感、四肢のしびれ感、角膜炎、かすみ目、耳鳴、筋肉痛、関節痛、脱毛、過呼吸、代謝性アシドーシス、低血糖、低ナトリウム血症、低マグネシウム血症、低カリウム血症、低カルシウム血症、総コレステロール、尿酸の上昇

<参考> 企業報告

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