酸化マグネシウム
- 234 制酸剤
- 235 下剤、浣腸剤
改訂箇所
[10.2併用注意] |
一部改訂 |
改訂内容
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
テトラサイクリン系抗生物質(テトラサイクリン、ミノサイクリン等)、ニューキノロン系抗菌剤(シプロフロキサシン、トスフロキサシン等)、ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤(エチドロン酸二ナトリウム、リセドロン酸ナトリウム等)、抗ウイルス剤(ラルテグラビル、エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビルジソプロキシルフマル酸塩等) | これらの薬剤の吸収が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、同時に服用させないなど注意すること。 | マグネシウムと難溶性のキレートを形成し、薬剤の吸収が阻害される。 |
活性型ビタミンD3製剤(アルファカルシドール、カルシトリオール等) | 高マグネシウム血症を起こすおそれがある。 | マグネシウムの消化管吸収及び腎尿細管からの再吸収が促進するためと考えられる。 |
milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には投与を中止すること。 | 機序:代謝性アルカローシスが持続することにより、尿細管でのカルシウム再吸収が増大する。 危険因子:高カルシウム血症、代謝性アルカローシス、腎機能障害のある患者。 |
改訂箇所
[10.2併用注意] |
追記 |
改訂内容
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 | |
リオシグアト | 本剤との併用によりリオシグアトの血中濃度が低下するおそれがある。 本剤はリオシグアト投与後1時間以上経過してから服用させること。 | 消化管内pHの上昇によりリオシグアトのバイオアベイラビリティが低下する。 | |
ロキサデュスタット、バダデュスタット | これらの薬剤と併用した場合、これらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。 | 機序不明 | |
炭酸リチウム | 高マグネシウム血症を起こすおそれがある。 | 機序不明 | |
H2受容体拮抗薬(ファモチジン、ラニチジン、ラフチジン等)、プロトンポンプインヒビター(オメプラゾール、ランソプラゾール、エソメプラゾール等) | 本剤の緩下作用が減弱するおそれがある。 | 胃内のpH上昇により本剤の溶解度が低下するためと考えられる。 |
改訂箇所
[10.2併用注意] |
削除 |
改訂内容
デラビルジン、ザルシタビン
改訂箇所
[併用注意] |
一部改訂 |
改訂内容
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
テトラサイクリン系抗生物質(テトラサイクリン、ミノサイクリン等)、ニューキノロン系抗菌剤(シプロフロキサシン、トスフロキサシン等)、ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤(エチドロン酸二ナトリウム、リセドロン酸ナトリウム等)、抗ウイルス剤(ラルテグラビル、エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビルジソプロキシルフマル酸塩等) | これらの薬剤の吸収が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、同時に服用させないなど注意すること。 | マグネシウムと難溶性のキレートを形成し、薬剤の吸収が阻害される。 |
活性型ビタミンD3製剤(アルファカルシドール、カルシトリオール等) | 高マグネシウム血症を起こすおそれがある。 | マグネシウムの消化管吸収及び腎尿細管からの再吸収が促進するためと考えられる。 |
milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。 | 機序:代謝性アルカローシスが持続することにより、尿細管でのカルシウム再吸収が増加する。 危険因子:高カルシウム血症、代謝性アルカローシス、腎機能障害のある患者 |
改訂箇所
[併用注意] |
追記 |
改訂内容
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
リオシグアト | 本剤との併用によりリオシグアトの血中濃度が低下するおそれがある。 本剤はリオシグアト投与後1時間以上経過してから服用させること。 | 消化管内pHの上昇によりリオシグアトのバイオアベイラビリティが低下する。 |
ロキサデュスタット、バダデュスタット | これらの薬剤と併用した場合、これらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。 | 機序不明 |
炭酸リチウム | 高マグネシウム血症を起こすおそれがある。 | 機序不明 |
H2受容体拮抗薬(ファモチジン、ラニチジン、ラフチジン等)、プロトンポンプインヒビター(オメプラゾール、ランソプラゾール、エソメプラゾール等) | 本剤の緩下作用が減弱するおそれがある。 | 胃内のpH上昇により本剤の溶解度が低下するためと考えられる。 |
改訂箇所
[併用注意] |
削除 |
改訂内容
デラビルジン、ザルシタビン
<参考> | 佐藤彩加,他:広島医学 2017;70(4):201-204 北村充,他:多根医誌 2020;9(1):39-44 野口ひとみ,他:日本重症心身障害学会誌 2019;44(2):445 安冨真道,他:心臓 2019;51(10):1057-1062 石破光咲子,他:名寄市立病院医誌 2014;22:17-19 Yamasaki,M.,et al.:European Journal of Clinical Pharmacology 2014;70(8):921-924 |
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- 酸化マグネシウム「JG」(日本ジェネリック)
- 酸化マグネシウム「NP」原末(ニプロ=ヴィアトリス製薬)
- 酸化マグネシウム錠「TX」(グラフィコ)
- 酸化マグネシウム錠「VTRS」(マイランEPD=ヴィアトリス製薬)
- 酸化マグネシウム錠「ケンエー」(健栄製薬=日本ジェネリック)
- 酸化マグネシウム細粒「ケンエー」(健栄製薬)
- 酸化マグネシウム「コザカイ・M」(小堺製薬=日興製薬販売=日医工)
- 酸化マグネシウム細粒<ハチ>(東洋製化=丸石製薬)
- 酸化マグネシウム原末「マルイシ」(丸石製薬)
- 酸化マグネシウム錠「モチダ」(持田製薬販売=持田製薬)
- 酸化マグネシウム「ヤマゼン」M(山善製薬)
- 酸化マグネシウム錠「ヨシダ」(吉田製薬=共創未来ファーマ)
- 酸化マグネシウム細粒「ヨシダ」(吉田製薬)
- 重カマ「ヨシダ」(吉田製薬)
- 重質酸化マグネシウム「NikP」(日医工=岩城製薬)
- 重質酸化マグネシウム「ケンエー」(健栄製薬)
- 重質酸化マグネシウム「三恵」(三恵薬品)
- 重質酸化マグネシウムシオエ(シオエ=日本新薬)
- 重質酸化マグネシウム「東海」(東海製薬)
- 重質酸化マグネシウム「ニッコー」(日興製薬=中北薬品)
- 重質酸化マグネシウム<ハチ>(東洋製化=小野薬品)
- 重質酸化マグネシウムVFG・FG「ホエイ」(マイラン製薬=ファイザー)
- マグミット錠200mg(協和化学=シオエ=日本新薬)
- マグミット錠250mg・330mg・500mg(協和化学=シオエ=日本新薬=丸石製薬=日医工)
- マグミット細粒(協和化学=シオエ=日本新薬)