DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2022年8月 No.310

ロラゼパム(経口剤)

  • 112 催眠鎮静剤、抗不安剤

改訂箇所

[併用注意]

追記

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
クロザピン 循環虚脱を発現する危険性が高まり、重度の循環虚脱から心停止、呼吸停止に至るおそれがある。 心循環系の副作用が相互に増強されると考えられる。
プロベネシド ロラゼパムの消失半減期が延長することがあるので、プロベネシドと併用する際は適宜減量すること。 プロベネシドのグルクロン酸抱合阻害による。
バルプロ酸 ロラゼパムの消失半減期が延長することがある。 バルプロ酸のグルクロン酸抱合阻害による。
リファンピシン ロラゼパムの血中濃度が低下することがある。 リファンピシンの肝薬物代謝酵素誘導による。
経口避妊ステロイド ロラゼパムの血中濃度が低下することがある。 経口避妊ステロイドのUDP-グルクロン酸転移酵素(UGT)誘導作用によると考えられる。

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