DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2022年6月 No.308

ブホルミン塩酸塩

  • 396 糖尿病用剤

改訂箇所

[8.重要な基本的注意]

追記

改訂内容

本剤とイメグリミン塩酸塩は作用機序の一部が共通している可能性があること、また、イメグリミン塩酸塩の国内臨床試験において、ビグアナイド系薬剤と併用した場合、他の糖尿病用薬との併用療法と比較して消化器症状が多く認められたとの報告があることから、併用薬剤の選択の際には留意すること。

改訂箇所

[10.2併用注意]

一部改訂

改訂内容

血糖降下作用を増強する薬剤:

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
糖尿病用薬(インスリン製剤、スルホニルウレア系薬剤、速効型インスリン分泌促進剤、α-グルコシダーゼ阻害剤、チアゾリジン系薬剤、DPP-4阻害剤、GLP-1受容体作動薬、SGLT2阻害剤、イメグリミン塩酸塩等 血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。特に、β-遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等非選択性薬剤は避けることが望ましい。
これらの薬剤の血糖降下作用による。

改訂箇所

[10.2併用注意]

追記

改訂内容

その他:

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
イメグリミン塩酸塩 消化器症状の発現に注意すること。 特に併用初期に多く発現する傾向が認められている。

改訂箇所

[重要な基本的注意]

追記

改訂内容

本剤とイメグリミン塩酸塩は作用機序の一部が共通している可能性があること、また、イメグリミン塩酸塩の国内臨床試験において、ビグアナイド系薬剤と併用した場合、他の糖尿病用薬との併用療法と比較して消化器症状が多く認められたとの報告があることから、併用薬剤の選択の際には留意すること。

改訂箇所

[併用注意]

一部改訂

改訂内容

血糖降下作用を増強する薬剤:

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
糖尿病用薬(インスリン製剤、スルホニルウレア系薬剤、速効型インスリン分泌促進剤(ナテグリニド等)、α-グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース、ミグリトール)、チアゾリジン系薬剤(ピオグリタゾン塩酸塩)、DPP-4阻害剤(シタグリプチンリン酸塩水和物等)、GLP-1受容体作動薬(リラグルチド等)、SGLT2阻害剤(イプラグリフロジンL-プロリン等)、イメグリミン塩酸塩等) 血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。特に、β-遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。
低血糖症状が認められた場合にはショ糖を投与し、α-グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース、ミグリトール)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
これらの薬剤の血糖降下作用による。

改訂箇所

[併用注意]

追記

改訂内容

その他:

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
イメグリミン塩酸塩 消化器症状の発現に注意すること。 特に併用初期に多く発現する傾向が認められている。

<参考> Dubourg,J.,et al.:Diabetes Obes.Metab. 2022;24(4):609-619

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