DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2022年4月 No.307

レンバチニブメシル酸塩

  • 429 その他の腫瘍用薬

改訂箇所

[5.効能又は効果に関連する注意]

追記

改訂内容

〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌〉
本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。

改訂箇所

[7.用法及び用量に関連する注意]

一部改訂

改訂内容

〈がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌、根治切除不能又は転移性の腎細胞癌
副作用があらわれた場合は、症状、重症度等に応じて以下の基準を考慮して、本剤を減量、休薬又は中止すること。減量して投与を継続する場合には、1日1回14mg、10mg、8mg又は4mgに減量すること。
減量、休薬及び中止基準

副作用 程度 処置
高血圧 収縮期血圧140mmHg以上又は拡張期血圧90mmHg以上のとき 本剤の投与を継続し、降圧剤の投与を行う。
降圧治療にも係らず、収縮期血圧160mmHg以上又は拡張期血圧100mmHg以上のとき 収縮期血圧150mmHg以下及び拡張期血圧95mmHg以下になるまで本剤を休薬し、降圧剤による治療を行う。
本剤の投与を再開する場合、1段階減量する。
Grade 4の副作用が発現した場合 本剤の投与を中止する。
上記以外の副作用 忍容性がないGrade 2又はGrade 3の副作用が発現した場合 本剤の投与開始前の状態又は忍容性のあるGrade 2以下に回復するまで休薬する(悪心・嘔吐・下痢・甲状腺機能低下に対しては休薬又は減量の前に適切な処置を行い、コントロールできない場合に本剤を休薬又は減量すること)。
本剤の投与を再開する場合、1段階減量する。
Grade 4の副作用が発現した場合
(生命を脅かさない臨床検査値異常の場合は、Grade 3の副作用と同じ処置とする)
本剤の投与を中止する。
*:GradeはCTCAE version4.0に準じる。

改訂箇所

[11.2その他の副作用]

一部改訂

改訂内容

発現部位 副 作 用
代 謝 食欲減退、血中コレステロールの上昇、血中トリグリセリドの上昇、血中カリウムの低下、脱水
呼吸器 咳嗽、呼吸困難

<参考> 効能又は効果、用法及び用量追加承認に伴う改訂

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