DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2024年4月 No.325

L-アスパラギン酸カリウム・L-アスパラギン酸マグネシウム

  • 322 無機質製剤

改訂箇所

[2.禁忌]

一部改訂

改訂内容

エプレレノン(高血圧症)、エサキセレノンを投与中の患者

改訂箇所

[10.1併用禁忌]

一部改訂

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
エプレレノン(高血圧症)、エサキセレノン 血清カリウム値が上昇するおそれがある。 併用によりカリウム貯留作用が増強するおそれがある。

改訂箇所

[10.2併用注意]

追記

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
エプレレノン慢性心不全)、フィネレノン 血清カリウム値が上昇する可能性があるので、血清カリウム値を定期的に観察するなど十分に注意すること カリウム貯留作用が増強するおそれがある。

改訂箇所

[10.2併用注意]

一部改訂

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
カリウム保持性利尿剤(スピロノラクトン、トリアムテレン等)、アンジオテンシン変換酵素阻害剤(イミダプリル塩酸塩、カプトプリル、エナラプリルマレイン酸塩等)、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤(ロサルタンカリウム、カンデサルタンシレキセチル、バルサルタン等)、非ステロイド性消炎鎮痛剤(インドメタシン等)、β遮断剤(プロプラノロール、アテノロール、ピンドロール等)、シクロスポリン、ヘパリン、ジゴキシン、トルバプタン 高カリウム血症があらわれることがある。定期的に血清カリウム値を観察し、異常が認められた場合には、本剤を減量するなど適切な処置を行う。 カリウム保持性利尿剤はナトリウム、水の排泄を促進し、カリウムの排泄を抑制する。
アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤は、アルドステロンの分泌を低下させ、カリウムの排泄を減少させるため、併用により高カリウム血症があらわれやすくなると考えられる。
非ステロイド性消炎鎮痛剤、β遮断剤、シクロスポリン、ヘパリン、ジゴキシン、トルバプタンは、血中のカリウムを上昇させる可能性があり、併用により高カリウム血症があらわれやすくなると考えられる。
腎機能障害のある患者。

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