DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2024年3月 No.324

3-ヨードベンジルグアニジン(123I)

  • 430 放射性医薬品

改訂箇所

[6.用法及び用量]

追記

改訂内容

〈パーキンソン病及びレビー小体型認知症の診断における心シンチグラフィ〉
通常、成人には、本品111MBqを静脈より投与し、15~30分後及び3~4時間後にガンマカメラを用いて心シンチグラムを得る。
なお、投与量は、年齢、体重により適宜増減する。

改訂箇所

[7.用法及び用量に関連する注意]

新設

改訂内容

〈パーキンソン病及びレビー小体型認知症の診断における心シンチグラフィ〉
後期(3~4時間後)の撮像省略については、早期(15~30分)の撮像結果、患者の状態及びリスク・ベネフィットを考慮して慎重に判断すること。

改訂箇所

[14.適用上の注意]

新設

改訂内容

〈パーキンソン病及びレビー小体型認知症の診断における心シンチグラフィ〉
[診断上の注意]
診断は他の関連する検査結果や臨床症状等を併せた根拠に基づいて総合的に判断すること。なお、発症早期(特に振戦優位型)、一部の家族性パーキンソン病では本品の心臓への集積が正常となる症例が認められることが報告されている。

心シンチグラム読影において、本品の心臓への集積低下の評価には、必要に応じて関連学会の最新のガイドライン等における標準化された心縦隔比(H/M)の値を参考にすること。

<参考> 効能又は効果、用法及び用量追加承認に伴う改訂
織茂智之:BRAIN and NERVE 2012;64:403-412

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