DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2024年1月 No.323

酢酸亜鉛水和物(下記ジェネリック製品)

  • 392 解毒剤

改訂箇所

[5.効能又は効果に関連する注意]

新設

改訂内容

〈低亜鉛血症〉
食事等による亜鉛摂取で十分な効果が期待できない患者に使用すること。

改訂箇所

[6.用法及び用量]

追記

改訂内容

〈低亜鉛血症〉
通常、成人及び体重30kg以上の小児では、亜鉛として、1回25~50mgを開始用量とし1日2回経口投与する。
通常、体重30kg未満の小児では、亜鉛として、1回0.5~0.75mg/kgを開始用量とし1日2回経口投与するが、患者の状態により1回25mgの1日1回経口投与から開始することもできる。
なお、血清亜鉛濃度や患者の状態により適宜増減するが、最大投与量は以下のとおりとする。

対象 最大投与量(1日あたり)
成人及び体重30kg以上の小児 150mg(1回50mgを1日3回)
体重10kg以上30kg未満の小児 75mg(1回25mgを1日3回)
体重10kg未満の小児 25mg(1回12.5mgを1日2回、
又は1回25mgを1日1回)
いずれの場合も、食後に投与すること。

改訂箇所

[7.用法及び用量に関連する注意]

追記

改訂内容

〈低亜鉛血症〉
本剤投与開始時及び用量変更時には、血清亜鉛濃度の確認を行うこと。なお、血清亜鉛濃度を測定するための採血は本剤を服薬する前に行うことが望ましい。

改訂箇所

[8.重要な基本的注意]

追記

改訂内容

〈低亜鉛血症〉
血清亜鉛濃度や患者の状態に留意し、本剤を漫然と投与しないこと。

本剤投与により血清銅濃度が低下する可能性があるため、本剤投与中は血清銅濃度を定期的に確認することが望ましい。

改訂箇所

[9.7小児等]

追記

改訂内容

〈低亜鉛血症〉
低出生体重児又は新生児を対象とした臨床試験は実施していない。

<参考> 効能又は効果、用法及び用量追加承認に伴う改訂

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