DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2023年11月 No.321

レナリドミド(下記ジェネリック製品)

  • 429 その他の腫瘍用薬

改訂箇所

[5.効能又は効果に関連する注意]

追記

改訂内容

〈5番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群〉
国際予後判定システム(International prognostic scoring system:IPSS)によるリスク分類の中間-2リスク及び高リスクに対する有効性及び安全性は確立していない。

改訂箇所

[6.用法及び用量]

追記

改訂内容

〈5番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群〉
通常、成人にはレナリドミドとして1日1回10mgを21日間連日経口投与した後、7日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

改訂箇所

[7.用法及び用量に関連する注意]

追記

改訂内容

〈5番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群〉
血小板減少又は好中球減少が発現した場合には、下表を参照し本剤の休薬等を考慮すること。
血小板減少/好中球減少発現時の休薬等の目安

  血小板数/
好中球数
治療中の処置及び再開時の減量の目安
血小板減少 25,000/μL
未満に減少
本剤を休薬する。
次のいずれかの場合には、本剤を休薬前の用量から1用量レベル注)下げた用量で再開。
・測定値が50,000/μL以上に回復した場合。
・7日以上の間隔をあけて測定値が2回以上25,000/μLから50,000/μLであった場合。
好中球減少 500/μL
未満に減少
本剤を休薬する。
測定値が500/μL以上に回復した場合には、本剤を休薬前の用量から1用量レベル注)下げた用量で再開。
注)再開時の用量レベル
用量レベル 本剤の用法・用量
開始用量 1日1回10mgを21日間連日経口投与した後、7日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。
用量レベル1 1日1回5mgを連日経口投与する。
用量レベル2 2日に1回5mgを経口投与する。
用量レベル3 1週間に2回5mgを経口投与する。

<参考> 効能又は効果、用法及び用量追加承認に伴う改訂

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