DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2023年11月 No.321

カルバマゼピン

  • 113 抗てんかん剤
  • 117 精神神経用剤

改訂箇所

[2.禁忌]

一部改訂

改訂内容

ボリコナゾール、タダラフィル(アドシルカ)、リルピビリン、マシテンタン、チカグレロル、グラゾプレビル、エルバスビル、ドルテグラビル・リルピビリン、ダルナビル・コビシスタット、アルテメテル・ルメファントリン、ドラビリン、イサブコナゾニウム、カボテグラビル、ソホスブビル・ベルパタスビル、レジパスビル・ソホスブビル、ニルマトレルビル・リトナビル、エンシトレルビル、ミフェプリストン・ミソプロストール、リルピビリン・テノホビルアラフェナミド・エムトリシタビン、ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビルアラフェナミド、ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビルアラフェナミド、エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビルアラフェナミドを投与中の患者

改訂箇所

[10.1併用禁忌]

削除

改訂内容

ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル、アスナプレビル

改訂箇所

[10.1併用禁忌]

一部改訂

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ボリコナゾール、タダラフィル、リルピビリン、マシテンタン、チカグレロル、グラゾプレビル、エルバスビル、ドルテグラビル・リルピビリン、ダルナビル・コビシスタット、アルテメテル・ルメファントリン これらの薬剤の血中濃度が減少し作用が減弱するおそれがある。 本剤の代謝酵素誘導作用によりこれらの薬剤の代謝が促進される。

改訂箇所

[10.1併用禁忌]

追記

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ドラビリン これらの薬剤の血中濃度が減少し作用が減弱するおそれがある。 本剤の代謝酵素誘導作用により、この薬剤の代謝が促進されると予測される。
イサブコナゾニウム 本剤は代謝酵素を誘導する。
カボテグラビル 本剤がUGT1A1を誘導することにより、この薬剤の代謝が促進される。
レジパスビル・ソホスブビル 本剤のP-gp誘導作用により、これら薬剤の血漿中濃度が低下するおそれがある。
ニルマトレルビル・リトナビル 本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。また、これら薬剤の血中濃度が減少することで、抗ウイルス作用の消失や耐性出現のおそれがある。 これら薬剤がCYP3Aによる本剤の代謝を競合的に阻害するため。
また、本剤が代謝酵素を誘導するため。
エンシトレルビル この薬剤の血中濃度が減少し、作用が減弱するおそれがある。また、本剤の血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすくなるおそれがある。 本剤の代謝酵素誘導作用によりこの薬剤の代謝が促進される。
また、この薬剤のCYP3Aに対する阻害作用により、本剤の代謝が阻害される。
ミフェプリストン・ミソプロストール ミフェプリストンの血漿中濃度が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、本剤の影響がなくなるまで、この薬剤を投与しないこと。 本剤の代謝酵素誘導作用により、ミフェプリストンの代謝が著しく亢進され、ミフェプリストンの血漿中濃度が著しく低下するおそれがある。

 

改訂箇所

[10.1併用禁忌]

追記

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
リルピビリン・テノホビルアラフェナミド・エムトリシタビン リルピビリン及びテノホビルアラフェナミドの血中濃度が低下し、この薬剤の効果が減弱するおそれがある。 本剤の代謝酵素誘導作用により、リルピビンの代謝が促進される。本剤のP-gp誘導作用により、テノホビルアラフェナミドの血漿中濃度が低下するおそれがある。
ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビルアラフェナミド ダルナビル、コビシスタット及びテノホビルアラフェナミドの血中濃度が低下し、この薬剤の効果が減弱するおそれがある。 本剤のP-gp及び代謝酵素誘導作用による。
エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビルアラフェナミド エルビテグラビル及びコビシスタットの血中濃度が著しく低下する可能性がある。また、テノホビルアラフェナミドの血中濃度が低下する可能性がある。

改訂箇所

[10.2併用注意]

追記

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
アピキサバン これらの薬剤の作用を減弱することがある。 本剤のP-gp及び代謝酵素の誘導作用により、アピキサバンの代謝および排出が促進される。

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