DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2023年11月 No.321

アルプラゾラム

  • 112 催眠鎮静剤、抗不安剤

改訂箇所

[9.6授乳婦]

一部改訂

改訂内容

授乳を避けさせること。ヒト母乳中への移行が報告されているヒト母乳中に移行し、新生児に嗜眠、体重減少等を起こすことが、他のベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム)で報告されており、また黄疸を増強する可能性がある。

改訂箇所

[10.2併用注意]

追記

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
エンシトレルビルフマル酸 本剤の血中濃度が上昇し、本剤の副作用が発現しやすくなるおそれがある。 エンシトレルビルフマル酸のCYP3Aに対する阻害作用により、本剤の代謝が阻害されることが考えられる。

改訂箇所

[併用注意]

追記

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
エンシトレルビルフマル酸 本剤の血中濃度が上昇し、本剤の副作用が発現しやすくなるおそれがある。 エンシトレルビルフマル酸のCYP3Aに対する阻害作用により、本剤の代謝が阻害されることが考えられる。

改訂箇所

[妊婦、産婦、授乳婦等への投与]

一部改訂

改訂内容

授乳婦:
授乳婦への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合には授乳を避けさせること。〔ヒト母乳中への移行が報告されている。ヒト母乳中に移行し、新生児に嗜眠、体重減少等を起こすことが、他のベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム)で報告されており、また、黄疸を増強する可能性がある。〕

<参考> Uguz,F.:Am.J.Ther. 2021;28:e118-e126
Oo,C.Y.,et al.:Br.J.Clin.Pharmacol. 1995;40:231-236
Furugen,A.,et al.:J.Pharm.Biomed.Anal. 2019;168:83-93
Nishimura,A.,et al.:Breastfeed Med. 2021;16:424-431
Saito,J.,et al.:J.Pharm.Health Care Sci. 2022;8(10):1-5

戻る