DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2023年9月 No.320

トファシチニブクエン酸塩

  • 399 他に分類されない代謝性医薬品

改訂箇所

[10.2併用注意]

一部改訂

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
CYP3A4阻害剤[マクロライド系抗生物質(クラリスロマイシン、エリスロマイシン等)、ノルフロキサシン等、アゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール、ボリコナゾール等)、カルシウム拮抗剤(ジルチアゼム、ベラパミル)、アミオダロン、シメチジン、フルボキサミン、抗HIV剤(リトナビル、アタザナビル、ネルフィナビル)、ニルマトレルビル・リトナビル]、グレープフルーツ トファシチニブの曝露量が増加するおそれがある。併用時には本剤を減量(1回投与量を減量。1回投与量を減量することができない場合は投与回数を減らす。)するなど用量に注意すること。 これらの薬剤等はCYP3A4による本剤の代謝を阻害するため、トファシチニブの血中濃度が上昇する可能性がある。

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