エスモロール塩酸塩
- 212 不整脈用剤
改訂箇所
[10.2併用注意] |
一部改訂 |
改訂内容
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
クラスⅠ抗不整脈剤(ジソピラミド、プロカインアミド等)、アナモレリン塩酸塩 | 過度の心機能抑制(徐脈、心停止等)があらわれることがあるので、減量するなど注意すること。 | 相互に作用(心機能抑制作用)を増強させる。 |
改訂箇所
[10.2併用注意] |
追記 |
改訂内容
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
コリンエステラーゼ阻害剤(ネオスチグミン、ジスチグミン臭化物、エドロホニウム塩化物等) | 本剤の代謝を阻害し、作用が増強及び作用時間が延長するおそれがあるので、減量するなど慎重に投与すること。 | 本剤はエステラーゼで代謝されるため、これらの薬剤との併用により本剤の作用が増強及び作用時間が延長するおそれがある。 |
クロニジン塩酸塩、グアナベンズ酢酸塩 | クロニジン塩酸塩又はグアナベンズ酢酸塩投与中止後のリバウンド現象(血圧上昇)を増強する可能性がある。手術前数日以内にこれらの薬剤を投与中止した場合には、本剤の投与を慎重に行うこと。 | クロニジン塩酸塩を中止すると、血中カテコールアミンが上昇し、血圧上昇を来す。β遮断剤を投与すると、カテコールアミンによるα刺激作用が優位になり、血管収縮がさらに増強されるおそれがある。 グアナベンズ酢酸塩も作用機序から同様な反応が予想される。 |
パシレオチドパモ酸塩 | 併用すると重度の徐脈や心ブロックが認められるおそれがあるので、注意すること。 | いずれも徐脈や心ブロックを引き起こすおそれがある。 |
フィンゴリモド塩酸塩 | フィンゴリモド塩酸塩の投与開始時に併用すると重度の徐脈や心ブロックが認められることがあるので、注意すること。 | いずれも徐脈や心ブロックを引き起こすおそれがある。 |
セリチニブ | 徐脈を起こすおそれがあるので、可能な限り併用しないこと。 | いずれも徐脈を起こすおそれがある。 |