DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2023年8月 No.319

pH4処理酸性人免疫グロブリン(無又は低ガンマグロブリン血症に対する2週間に1回投与の用法及び用量を有する製剤)

  • 634 血液製剤類

改訂箇所

[6.用法及び用量]

一部改訂

改訂内容

〈無又は低ガンマグロブリン血症〉
通常、人免疫グロブリンGとして50~200mg(0.25~1mL)/kg体重を週1回皮下投与する。2週間に1回投与する場合には、1週あたりの用量の2倍量(100~400mg(0.5~2mL)/kg体重)を皮下投与する。なお、患者の状態に応じて、1週もしくは2週あたりの投与量及び投与回数は適宜増減する。

改訂箇所

[7.用法及び用量に関連する注意]

一部改訂

改訂内容

〈無又は低ガンマグロブリン血症〉
静注用人免疫グロブリン製剤から本剤に切り換える患者において、本剤の1週あたりの投与量は、静注用人免疫グロブリン製剤を3週間間隔で投与していた場合はその1/3量、また、4週間間隔で投与していた場合はその1/4量から開始し、初回投与は静注用人免疫グロブリン製剤の最終投与1週間後に投与すること。2週間に1回投与する場合には1週あたりの2倍量とすること。以降の本剤の投与量は、感染頻度や重症度など本剤による治療の臨床反応及び血清IgG濃度を参考に調節すること。

人免疫グロブリン製剤による治療歴のない患者を対象とした本剤の臨床試験は実施されていない。人免疫グロブリン製剤による治療歴のない患者に対して本剤による導入を行う場合は、感染頻度や重症度など本剤による治療の臨床反応と血清IgG濃度を参考に、投与量を慎重に調節すること。また、1週もしくは2週あたりの投与量を数日に分割して投与するなど、投与間隔の調節も考慮すること。

改訂箇所

[11.2その他の副作用]

追記

改訂内容

発現部位 副 作 用
血液及びリンパ系障害 溶血

改訂箇所

[11.2その他の副作用]

一部改訂

改訂内容

発現部位 副 作 用
注射部位反応 腫脹、紅斑、疼痛、そう痒症、硬結、刺激感、温感、内出血、出血、不快感、炎症、発疹、腫瘤、潰瘍

<参考> 用法及び用量追加承認に伴う改訂

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