ソマプシタン(遺伝子組換え)
- 241 脳下垂体ホルモン剤
改訂箇所
[5.効能又は効果に関連する注意] |
追記 |
改訂内容
〈成長ホルモン分泌不全性低身長症〉
本剤の適用は、成長ホルモン分泌不全性低身長症と診断された患者に限定すること。診断にあたっては、最新の「厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等政策研究事業 間脳下垂体機能障害に関する調査研究班 成長ホルモン分泌不全性低身長症の診断と治療の手引き」を参照すること。
改訂箇所
[6.用法及び用量] |
追記 |
改訂内容
〈成長ホルモン分泌不全性低身長症〉
通常、ソマプシタン(遺伝子組換え)として0.16mg/kgを、週1回、皮下注射する。
改訂箇所
[8.重要な基本的注意] |
追記 |
改訂内容
〈成長ホルモン分泌不全性低身長症〉
本剤の投与中は、血清IGF-I濃度が基準範囲上限を超えないよう、定期的に検査を実施し、必要な場合は投与量の減量を考慮すること。
改訂箇所
[9.2腎機能障害患者] |
一部改訂 |
改訂内容
成人成長ホルモン分泌不全症では、低用量での治療が望ましい。本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。重度(eGFRが30mL/min/1.73㎡未満)の腎機能障害患者は有効性及び安全性を指標とした臨床試験では除外されている。
改訂箇所
[9.3肝機能障害患者] |
一部改訂 |
改訂内容
中等度(Child-Pugh分類クラスB)の肝機能障害患者:
成人成長ホルモン分泌不全症では、通常用量(1.5mg)より低用量から投与を開始する等、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。本剤の血中濃度が上昇するおそれがあり、中等度の肝機能障害患者は有効性及び安全性を指標とした臨床試験では除外されている。
改訂箇所
[9.5妊婦] |
一部改訂 |
改訂内容
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。
ラットでは、成人成長ホルモン分泌不全症に対する本剤の最大臨床用量における推定曝露量の5倍で胎児の重量高値(5%)、260倍で長骨の短小、長骨及び肋骨の肥厚及び彎曲が認められている。
改訂箇所
[9.8高齢者] |
一部改訂 |
改訂内容
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。また、成人成長ホルモン分泌不全症患者における成長ホルモン維持用量は加齢に伴い減少することが報告されている。
改訂箇所
[10.2併用注意] |
一部改訂 |
改訂内容
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
糖質コルチコイド | 血清コルチゾール濃度が低下することがあるので、糖質コルチコイドの用量に注意すること。 | 成長ホルモンが11β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ1型(11β-HSD-1)を抑制することにより、コルチゾンからコルチゾールへの変換を減少させるため。 |
成長ホルモンの成長促進作用が抑制されることがある。 | 糖質コルチコイドが成長抑制作用を有するため。 | |
経口エストロゲン | 成長ホルモンの作用が抑制されることがある。成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)の患者では本剤の増量を検討すること。 | エストロゲンがIGF-I産生を抑制するため。 |
改訂箇所
[11.1重大な副作用] |
追記 |
改訂内容
痙攣
ネフローゼ症候群
改訂箇所
[11.2その他の副作用] |
追記 |
改訂内容
〈成長ホルモン分泌不全性低身長症〉
発現部位 | 副 作 用 |
内分泌障害 | 甲状腺機能低下症、副腎皮質機能不全 |
代謝及び栄養障害 | 高血糖 |
神経系障害 | 頭痛 |
胃腸障害 | 嘔吐 |
筋骨格系及び結合組織障害 | 四肢痛、関節痛 |
全身障害及び投与部位状態 | 疲労、注射部位内出血、注射部位疼痛、注射部位血腫、末梢性浮腫、注射部位腫脹 |
改訂箇所
[14.適用上の注意] |
一部改訂 |
改訂内容
[薬剤投与時の注意]
投与時:
投与量が1回に設定できる量を超える場合は、複数回に分けて投与を行うこと。各製剤の1回の最大設定量は、ソグルーヤ皮下注5mgでは2mg、ソグルーヤ皮下注10mgでは4mg及びソグルーヤ皮下注15mgでは8mgである。
投与部位:
上腕、大腿部、腹部、臀部に皮下注射すること。注射箇所は毎回変更し、同一部位に短期間に繰り返し注射しないこと。
<参考> | 効能又は効果、用法及び用量追加承認に伴う改訂 15mg製剤追加承認に伴う改訂 |
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