DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2023年8月 No.319

バルプロ酸ナトリウム

  • 113 抗てんかん剤
  • 117 精神神経用剤

改訂箇所

[9.1合併症・既往歴等のある患者]

追記

改訂内容

(徐放性錠剤)
〈効能共通〉
腸管狭窄のある患者又は便秘のある患者:
錠剤の通過が妨げられ、腸閉塞や潰瘍形成をきたすことがある。

改訂箇所

[9.2腎機能障害患者]

新設

改訂内容

腎機能障害患者:
蛋白結合率の低下等の要因により、遊離型薬物濃度が上昇するおそれがある。

血液透析患者:

血液透析による本剤の除去や蛋白結合能の変化により遊離型薬物濃度が低下するおそれがある。

改訂箇所

[10.2併用注意]

一部改訂

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ロラゼパム 左記薬剤の消失半減期が延長することがある。 肝におけるグルクロン酸抱合が競合する。

改訂箇所

[10.2併用注意]

追記

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
グルクロン酸抱合を誘導する薬剤(リトナビル、ニルマトレルビル・リトナビル、ロピナビル・リトナビル配合剤等) バルプロ酸の作用が減弱することがある。 肝における本剤のグルクロン酸抱合が促進される。

改訂箇所

[11.2その他の副作用]

一部改訂

改訂内容

発現部位 副 作 用
生殖器 月経異常(月経不順、無月経)、多嚢胞性卵巣、精子数減少注2)、精子運動性低下注2)
注2)本剤の投与中止後に、改善されたとの報告がある。

改訂箇所

[慎重投与]

追記

改訂内容

腎機能障害のある患者〔蛋白結合率の低下等の要因により、遊離型薬物濃度が上昇するおそれがある。〕

血液透析を行っている患者〔血液透析による本剤の除去や蛋白結合能の変化により遊離型薬物濃度が低下するおそれがある。〕

改訂箇所

[慎重投与]

追記

改訂内容

(徐放性錠剤)
腸管狭窄のある患者又は便秘のある患者〔錠剤の通過が妨げられ、腸閉塞や潰瘍形成をきたすことがある。〕

改訂箇所

[併用注意]

一部改訂

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ロラゼパム 左記薬剤の消失半減期が延長することがある。 肝におけるグルクロン酸抱合が競合する。




 

改訂箇所

[併用注意]

追記

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
グルクロン酸抱合を誘導する薬剤(リトナビル、ニルマトレルビル・リトナビル、ロピナビル・リトナビル配合剤等) バルプロ酸の作用が減弱することがある。 肝における本剤のグルクロン酸抱合が促進される。

改訂箇所

[その他の副作用]

一部改訂

改訂内容

発現部位 副 作 用
生殖器 月経異常(月経不順、無月経)、多嚢胞性卵巣、精子数減少注2)、精子運動性低下注2)
注2)本剤の投与中止後に、改善されたとの報告がある。

<参考> 企業報告

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