DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2023年8月 No.319

アパルタミド

  • 429 その他の腫瘍用薬

改訂箇所

[2.禁忌]

追記

改訂内容

ニルマトレルビル・リトナビル、エンシトレルビルフマル酸を投与中の患者

改訂箇所

[10.1併用禁忌]

新設

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ニルマトレルビル・リトナビル 本剤の血中濃度が上昇し、副作用が増強するおそれがある。
ニルマトレルビル・リトナビルからCYP3A阻害作用のない薬剤への代替を考慮すること。
また、ニルマトレルビル・リトナビルの血中濃度が減少することで、抗ウイルス作用の消失や耐性出現のおそれがある。
やむを得ず併用する際には、本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現やニルマトレルビル・リトナビルの効果の減弱に十分注意すること。
ニルマトレルビル・リトナビルがCYP3Aによる本剤の代謝を競合的に阻害する。
また、本剤がCYP3Aを誘導する。
エンシトレルビルフマル酸 本剤の血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすくなるおそれがある。
また、エンシトレルビルの血中濃度が減少し、作用が減弱するおそれがある。
エンシトレルビルのCYP3A阻害作用により、本剤の代謝を阻害する。
また、本剤のCYP3A誘導作用により、エンシトレルビルの代謝が促進される。

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