DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2023年4月 No.316

ベンダムスチン塩酸塩水和物(下記ジェネリック製品)

  • 421 アルキル化剤

改訂箇所

[6.用法及び用量]

追記

改訂内容

〈再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫〉
○リツキシマブ(遺伝子組換え)及びポラツズマブベドチン(遺伝子組換え)併用の場合
通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として90mg/㎡(体表面積)を1日1回10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、最大6サイクル投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

改訂箇所

[7.用法及び用量に関連する注意]

一部改訂

改訂内容

〈効能共通〉
本剤による治療中に高度の骨髄抑制が認められた場合には、次のような目安により、適切に休薬、減量又は投与中止を考慮すること。

投与間隔又は投与量の調節 指標
減量
又は
中止
治療中に、下記の指標に該当する骨髄抑制が認められた場合には、休薬の項の指標に回復したことを確認の上、次サイクルの投与を開始すること。その場合、以下のとおり減量又は投与中止を考慮すること。
再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の場合
〈リツキシマブ(遺伝子組換え)及びポラツズマブベドチン(遺伝子組換え)併用の場合〉
好中球数
1,000/㎣未満
又は
血小板数
50,000/㎣未満
次サイクル投与予定日の7日目までに休薬の項の指標に回復した場合は、減量せずに投与し、8日目以降に回復した場合は、以下のとおり減量又は投与を中止すること。
・前サイクル投与量90mg/㎡の場合:70mg/㎡に減量
・前サイクル投与量70mg/㎡の場合:50mg/㎡に減量
・前サイクル投与量50mg/㎡の場合:投与中止
なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。

<参考> 用法及び用量追加承認に伴う改訂

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