DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2023年5月 No.317

ニボルマブ(遺伝子組換え)

  • 429 その他の腫瘍用薬

改訂箇所

[5.効能又は効果に関連する注意]

削除

改訂内容

〈切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌〉
本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。

改訂箇所

[5.効能又は効果に関連する注意]

追記

改訂内容

〈非小細胞肺癌における術前補助療法〉
臨床試験に組み入れられた患者の病期等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。

本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。

改訂箇所

[6.用法及び用量]

追記

改訂内容

〈非小細胞肺癌における術前補助療法〉
他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回360mgを3週間間隔で点滴静注する。ただし、投与回数は3回までとする。

改訂箇所

[7.用法及び用量に関連する注意]

追記

改訂内容

〈非小細胞肺癌における術前補助療法〉
併用する他の抗悪性腫瘍剤は、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し選択すること。

改訂箇所

[9.7小児等]

一部改訂

改訂内容

〈悪性黒色腫、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、非小細胞肺癌における術前補助療法、根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌、治癒切除不能な進行・再発の胃癌、切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫、がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌、根治切除不能な進行・再発の食道癌、食道癌における術後補助療法、原発不明癌、尿路上皮癌における術後補助療法〉
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

改訂箇所

[11.2その他の副作用]

一部改訂

改訂内容

〈併用投与〉

発現部位 副 作 用
代謝及び栄養障害 食欲減退、高リパーゼ血症、高アミラーゼ血症、高血糖、低ナトリウム血症、脱水、低カリウム血症、低アルブミン血症、低マグネシウム血症、低リン血症、低カルシウム血症、糖尿病、高カルシウム血症、高コレステロール血症、高ナトリウム血症、高トリグリセリド血症、高尿酸血症、脂質異常症、低クロール血症、代謝性アシドーシス、高カリウム血症、総蛋白減少、高リン血症

改訂箇所

[11.2その他の副作用]

削除

改訂内容

発現部位 副 作 用
血液及びリンパ系障害 単球数減少
心臓障害 心肥大、急性心不全、心室性期外収縮、伝導障害
内分泌障害 抗甲状腺抗体陽性
胃腸障害 胃潰瘍
免疫系障害 リウマチ因子陽性、抗核抗体増加、補体因子増加、抗リン脂質抗体陽性、インターロイキン濃度増加
感染症 癰、外耳炎
代謝及び栄養障害 高マグネシウム血症
腎及び尿路障害 尿沈渣異常
呼吸器、胸郭及び縦隔障害 喉頭浮腫
皮膚及び皮下組織障害 酒さ
その他 血中CK減少、硬膜下血腫、真珠腫、気管出血、組織球性壊死性リンパ節炎

<参考> 効能又は効果、用法及び用量追加承認に伴う改訂

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