DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2023年4月 No.316

カシリビマブ(遺伝子組換え)・イムデビマブ(遺伝子組換え)

  • 625 抗ウイルス剤

改訂箇所

[特殊記載項目]

削除

改訂内容

omicron株(B.1.1.529/BA.2系統、BA.4系統及びBA.5系統)については、本剤の有効性が減弱するおそれがあることから、他の治療薬が使用できない場合に本剤の投与を検討すること。なお、SARS-CoV-2による感染症の発症抑制については、同様の対象者に使用可能な他の治療薬がないことから、慎重に投与を検討すること。

改訂箇所

[5.効能又は効果に関連する注意]

一部改訂

改訂内容

〈効能共通〉
本剤の中和活性が低いSARS-CoV-2変異株に対しては本剤の有効性が期待できない可能性があるため、SARS-CoV-2の最新の流行株の情報を踏まえ、最新のガイドライン等も参考に、本剤投与の適切性を検討すること。

改訂箇所

[11.1重大な副作用]

一部改訂

改訂内容

infusion reaction:
infusion reaction(発熱、呼吸困難、酸素飽和度低下、悪寒、嘔気、不整脈、胸痛、胸部不快感、脱力感、精神状態変化、頭痛、気管支痙攣、低血圧、高血圧、咽頭炎、蕁麻疹、そう痒、筋痛、めまい、失神等)があらわれることがある。異常が認められた場合には投与速度の減速、投与中断又は投与中止し、アドレナリン、副腎皮質ステロイド薬、抗ヒスタミン薬を投与するなど適切な処置を行うとともに症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。

<参考> 企業報告

戻る