ジアゼパム(坐剤)
- 113 抗てんかん剤
改訂箇所
[2.禁忌] |
一部改訂 |
改訂内容
リトナビル(HIVプロテアーゼ阻害剤)、ニルマトレルビル・リトナビルを投与中の患者
改訂箇所
[10.1併用禁忌] |
一部改訂 |
改訂内容
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
リトナビル、ニルマトレルビル・リトナビル | 過度の鎮静や呼吸抑制等 を起こすおそれがある。 | これらの薬剤のCYPに対する競合的阻害作用により、併用した場合、本剤の血中濃度が大幅に上昇することが予想される。 |
改訂箇所
[10.2併用注意] |
一部改訂 |
改訂内容
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
シメチジン、オメプラゾール、エソメプラゾール、ランソプラゾール | 作用が増強されることがある。 | シメチジン・オメプラゾールにより肝臓のCYPによる代謝が阻害され、本剤のクリアランスが減少し、血中濃度が上昇することによる。 本剤の代謝、排泄を遷延させるおそれがある。 |
ダントロレンナトリウム水和物、ボツリヌス毒素製剤 | 筋弛緩作用を増強することがある。 | 相互に筋弛緩作用を増強することが考えられている。 |
改訂箇所
[10.2併用注意] |
追記 |
改訂内容
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
オピオイド鎮痛剤 | 作用が増強されることがある。 | 相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられている。 |
強いCYP3Aを阻害する薬剤(コビシスタットを含有する製剤、ボリコナゾール等) | 本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 | これら薬剤のCYP3A阻害作用により、本剤の代謝が阻害されるため。 |
CYP3A4で代謝される薬剤(アゼルニジピン、ホスアンプレナビル等) | 本剤又はこれらの薬剤の作用が増強されるおそれがある。 | 本剤とこれらの薬剤がCYP3A4を競合的に阻害することにより、相互のクリアランスが低下すると考えられる。 |
エトラビリン | 本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 | エトラビリンのCYP2C9、CYP2C19阻害作用により、本剤の代謝が阻害される。 |
ミルタザピン | 鎮静作用が増強されるおそれがある。 また、ミルタザピンとの併用により精神運動機能及び学習獲得能力が減退するとの報告がある。 | 相加的な鎮静作用を示すことが考えられる。 |
バルプロ酸ナトリウム | 本剤の作用が増強することがある。 | 本剤の非結合型の血中濃度を上昇させる。 |
リファンピシン | 本剤の血中濃度が低下し、作用が減弱するおそれがある。 | リファンピシンのCYP3A4誘導作用により、本剤の代謝が誘導され、血中濃度が低下する可能性がある。 |
アパルタミド | アパルタミドのCYP2C19誘導作用により、本剤の代謝が誘導され、血中濃度が低下する可能性がある。 | |
シナカルセト、エボカルセト | これら薬剤の血中濃度に影響を与えるおそれがある。 | 血漿蛋白結合率が高いことによる。 |
無水カフェイン | 本剤の血中濃度が減少することがある。 | 不明 |