DRUG STAFETY UPDATE - 医薬品安全対策情報 -

2024年9月 No.329

エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン

  • 114 解熱鎮痛消炎剤

改訂箇所

[2.禁忌]

一部改訂

改訂内容

HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル含有製剤、ホスアンプレナビル、アタザナビル、ダルナビル)、エファビレンツ、コビシスタット含有製剤、マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン、ジョサマイシン、クラリスロマイシン、ロキシスロマイシン)、アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール、ミコナゾール、フルコナゾール、ホスフルコナゾール、ボリコナゾール、ポサコナゾール)、レテルモビル、エンシトレルビル、レナカパビル、ロナファルニブ、5-HT1B/1D受容体作動薬(スマトリプタン、ゾルミトリプタン、エレトリプタン、リザトリプタン、ナラトリプタン)、麦角アルカロイド(エルゴメトリン、メチルエルゴメトリン)を投与中の患者

改訂箇所

[2.禁忌]

追記

改訂内容

12時間以内にアデノシンを使用する患者

改訂箇所

[10.1併用禁忌]

一部改訂

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル含有製剤、ホスアンプレナビル、アタザナビル、ダルナビル)、エファビレンツ、コビシスタット含有製剤、マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン、ジョサマイシン、クラリスロマイシン、ロキシスロマイシン)、アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール、ミコナゾール、フルコナゾール、ホスフルコナゾール、ボリコナゾール、ポサコナゾール)、レテルモビル、エンシトレルビル、レナカパビル、ロナファルニブ エルゴタミンの血中濃度が上昇し、血管攣縮等の重篤な副作用を起こすおそれがある。 これらの薬剤がCYP3A4阻害することにより、エルゴタミンの代謝が阻害される。

改訂箇所

[10.1併用禁忌]

追記

改訂内容

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
アデノシン 本剤によりアデノシンによる冠血流速度の増加及び冠血管抵抗の減少を抑制し、虚血診断に影響を及ぼすことがある。アデノシンを投与する場合は12時間以上の間隔をあけること。 本剤はアデノシン受容体に拮抗するため、アデノシンの作用を減弱させる。

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