キニジン硫酸塩水和物
- 212 不整脈用剤
改訂箇所
[2.禁忌] |
一部改訂 |
改訂内容
アミオダロン塩酸塩(注射)、バルデナフィル塩酸塩水和物、エリグルスタット酒石酸塩、シポニモドフマル酸、フィンゴリモド塩酸塩、トレミフェンクエン酸塩、ボリコナゾール、ポサコナゾール、モキシフロキサシン塩酸塩、ラスクフロキサシン塩酸塩(注射)、リトナビル、ニルマトレルビル・リトナビル、エンシトレルビルフマル酸、イトラコナゾール、フルコナゾール、ホスフルコナゾール、ミコナゾール、メフロキン塩酸塩を投与中の患者
改訂箇所
[9.1合併症・既往歴等のある患者] |
追記 |
改訂内容
重症筋無力症の患者:
重症筋無力症を悪化させるおそれがある。
改訂箇所
[10.相互作用] |
追記 |
改訂内容
本剤は主としてCYP3A4により代謝される。また、本剤はCYP2D6及びP-gp阻害作用を有する(in vitro)。
改訂箇所
[10.1併用禁忌] |
削除 |
改訂内容
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
キヌプリスチン・ダルホプリスチン | QT延長等があらわれるおそれがある。 | 左記薬剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)阻害作用により、本剤の代謝が阻害され、血中濃度が上昇するおそれがある。 |
サキナビルメシル酸塩 | 本剤の血中濃度が増加し、重篤又は生命に危険を及ぼすような心血管系の副作用(QT延長等)を起こすおそれがある。 | チトクロームP450(CYP3A4)に対する競合による。 |
改訂箇所
[10.1併用禁忌] |
削除 |
改訂内容
ネルフィナビルメシル酸塩
改訂箇所
[10.1併用禁忌] |
追記 |
改訂内容
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
エリグルスタット酒石酸塩 | 併用によりQT延長等を生じるおそれがある。 | 併用によりQT延長作用が相加的に増強すると考えられる。 |
シポニモドフマル酸、フィンゴリモド塩酸塩 | Torsade de pointes等の重篤な不整脈を生じるおそれがある。 | 左記薬剤の投与により心拍数が減少するため、併用により不整脈を増強するおそれがある。 |
ポサコナゾール | QT延長、心室頻拍(Torsade de pointesを含む)等の心血管系の重篤な副作用を引き起こすおそれがある。 | 左記薬剤の併用により、CYP3A4が阻害され、本剤の血漿中濃度が上昇すると予測される。 |
ラスクフロキサシン塩酸塩(注射) | 心室頻拍(Torsade de pointesを含む)、QT延長を起こすことがある。 | 左記薬剤を併用した場合、相加的なQT延長がみられるおそれがある。 |
エンシトレルビルフマル酸 | 本剤の血中濃度上昇により、QT延長が発現するおそれがある。 | 左記薬剤のCYP3Aに対する阻害作用により、本剤の代謝が阻害される。 |
改訂箇所
[10.1併用禁忌] |
一部改訂 |
改訂内容
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
リトナビル、ニルマトレルビル・リトナビル | QT延長等の重篤な副作用を起こすおそれがある。 | 左記薬剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)に対する競合的阻害作用により、本剤の血中濃度が大幅に上昇するおそれがある。 |
<参考> | Nielsen,T.L.,et al.:J.Pharmacol.Exp.Ther. 1999;289(1):31-37 |
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